SHIMAZINE

家に入るなり風上を探す私。

いつもと違うところに座る私が気になる妻。

二人の距離は、遠い・・う・・

なんとか妻に用事を作ろうとなるべく聞こえにくい声で、

話しかけてみた。

「なぁに？」みたいな感じで近寄ってくることを願いながら。。


　妻：はぁ？聞こえん！いまいそがしい！


・・お、おぅ、（汗　ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ((;ﾟДﾟ))

いやいや、だから～

いつもオレからいくのもなんだし、

たまにはお前が上になって・・ちがう、

たまにはお前から「どしたの～？」とか緩い感じで来いよ。

・・・いや、感づかれたか？


夕飯時の食卓。

今日は向かいに妻が座った。

ちなみに我が家では常に席が決まっているわけではない。

AXEの効果なのか、正面の妻がいつもより魅力的に見える。。あぅ。

AXEって使用者にもなんらかの効果があるのだろうか・・。よくわからん。

そんなこんなで一人エロ相撲の夕飯後、いきなりその時が訪れた！

　妻：コーヒー入れる？

　ｷﾀ━ヽ(∀ﾟ )人(ﾟ∀ﾟ)人( ﾟ∀)人(∀ﾟ )人(ﾟ∀ﾟ)人( ﾟ∀)ノ━!!

！！・・ちゃ、チャ、チャーンス！！


匂いは・！？・・まだ残っている。ﾆﾔﾘ

ここはストレートに攻めていこう！

は！？子供は？？まだ起きている、はぁ。。（ｽﾞｺｰﾝ

寝てくんないとどーすんの！子供が見てるよ！

過激なCMで有名なAXE。妻がCMのような女性に豹変しちゃったら振り向いちゃいかんぞ、息子よ。

ここで初めてAXEをしなきゃよかったと思った。

！妻がコーヒーを持ってきた。

　妻：はい。

　妻：さっきからなんか変じゃない？なんなの？


　ΣΣ(ﾟдﾟlll)　か、感づかれてるぅぅ！！！

恐ろしい。。めちゃめちゃ自然体のはずだったのにどこで気づいたんだろ・・

まぁ、いい。ここはストレートに攻めるのだ。

ギャツビーきれちゃったから、気分を変えてAXEを買ったんだよ。

と言いたいのをグッと押さえて、

俺、イイ匂いしないか？

　妻：はぁ？

え？

やばい、匂いが薄くなっているのも当然だ。

使用してから２時間は経っている。ここでもう一度隠れて使用するか？

いや、もう引き下がれない。

いい匂いしないのか？もう一度聞いた。

　妻：はぁ？

うーん、これは直接嗅がせて麻痺させてやるしかない。

AXEのシート２枚分を一番擦りつけながら念には念を入れたフェロモン発生源である耳の後ろを！

いーからここ嗅いでみ！と嫌がる妻に半ば強制的に耳の後ろをグイグイ押し付けた！




　グッサー！！！



　妻：何つかったのよ！！！めちゃめちゃ臭いじゃない！！　　オェ



あの、AXEを、、２枚ほど。





この後、知り合いから聞いたのだが、

前まで使用していたギャツビーは消臭効果があるらしいが、

AXEはデオドラントなので香りづけ製品らしい。

つまり、、

汗の臭いとおっさんのフェロモンとAXEのシトラスの香りが耳の後ろで霧がかっていたわけだ。

「部屋とワイシャツと私」風にいってるが、おっさんがいうと決して爽やかじゃない。むしろ異臭のする部屋を想像してまう。

逆に私の耳自体がびっくりしてたんじゃないかと思う。

　おぃ、我輩臭いんですけど・何塗ったんだよ(-_-ﾒ;)ﾃﾒ･･･

みたいな。


その耳様の空間で半強制的に鼻呼吸を強いられた妻に対して、今思えば土下座もんである。

まさにDV。臭いのDVである。訴えられて公判で「何で耳の後ろを嗅がせたんですか？」なんぞ聞かれた日にゃどーすんの。

いや、そんな事件なんて訴訟の国、アメリカではあったかもしれん。


AXEの使い方、それは汗をかかない健康優良児で、

まさにCMのようにコンパに行く直前とかその場で使用するほうがまだマシかも知れない。

こんなブヨブヨのおっさんがAXEなんか使ったら午後から異臭騒ぎどころじゃなくなるだろう。

ましてや耳の後ろなどに使用すると、自分じゃ匂わないし、

後ろの人間にとっては悪臭の・・・。

もう言わなくてもわかるだろう。

今回の実験事件はこれでシメたいと思う。


　デブはAXEを使うべきじゃない。妻に対してもだ。


まぁ、妻のリクエストがあれば話は別だが。。ﾅｲﾅｲ